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釣行6

 農家のおじちゃんが、田植えをしているとなりで、こっちは里山の堤で休日のライギョ釣り。

 大減水しており、いつもより50センチぐらいは減っている感じ。

 堤のふちの、浅い部分に張っていたヒシの葉っぱは、干上がった泥底の上に乗っかっている状態。

 水は、堤の中心部にしかないようで、ライギョたちも、深く水が残ってる部分に強制的に集められているはず。

いつもの何倍もの、人口密度ならぬ、ライギョ密度になっているはずなんだけど、ヒシの浮く水面は、いつもと変わらず静まり返っていて、期待は最高潮!

 

 ただでさえ水深が浅いところに、ドッポンと重いフロッグは投げたくないので、水が残る堤の中心部までそこそこ遠投できつつも着水音をソフトにできそうな、軽めのフロッグをガサゴソと探し、軽めに作ったインディーズフロッグ中ブタを選択!

 このインディーズフロッグは、当時、魔界が南柏ではなく岩槻インターのそばにあったころ、魔界の主、K 氏から買ったもの。

 

 あの、碁盤目状に仕切られた、段ボール製の箱いっぱいに収められたインディーズフロッグの中から、ひときわ目立つ一匹を取り出し、

 

「これすげーだろ!ふっふっふっ」

「やばいっすね。売りもんですか?」

「おう!」

「くださいっ!」

「おう!(にやり)」

 

 みたいないつもの流れで買ったこのフロッグは、氏曰く超少量作ったという、オレンジやグリーン、ホワイトのマーブル仕様のもの。

 緑色のヒシの葉っぱの上に乗ると、超目立ち、目が悪い自分には、視認性が良いうえに、丸っこいから、アクションさせると波紋が丸く広がって超釣れる、愛用の一匹。

 

 このような「軽いフロッグで、遠投したい」状況なのに「10号なんかの極太PE」を使う、飛距離の出にくい釣りを快適にするのが、自分が欲しくて欲しくてたまらずに、自分用に超々ジュラルミンを切削して作った、ウルキャス仕様のアブ専用の、軽量チューニングスプール「スネイクゲームスプール」。

 

 水があり、ライギョが潜んでいるであろう堤の中央部にフルキャスト!

 このスプールは回転の立ち上がりが早く、ノーマルスプールに比べて回転する時の音がちょっと違う。

「チーッ」というか、「シュィーン」というか、高回転を感じさせる音を立てながら、キャストしたフロッグはサーッと飛んでいき、ポフッと着水。

 と同時に、メラッと後ろのヒシが動く!

 どうアクションさせようか迷いに迷って、結局、普通にチョンと誘ったらバフっと来てくれました。

 ライギョの歯で口元が裂けちゃったから、帰ったら直さないと。

 これで、帰りの高速は渋滞したってごきげんだ!

 

 いつもの休日の釣りですが、今回は抒情的な投稿にしてみました。

 こんな、たった一匹の出会いが、明日からの仕事を頑張れる「栄養ドリンク」になっています。

 全国のライギョ好きなみなさんも、今頃フィールドで楽しんでいることでしょう!

 皆さんよい釣りを~🎣

 そして、明日からの仕事をがんばろう!

 

 そして、うちのスプールですが、もし、同じような釣りをされるかたは、全国の取扱い店さまで、お手にとってご覧ください。